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第6回:「書き順なんてどうでもいい」と言わない家庭は…

Junji or John

レッスンをしていると書き順が気になる生徒さんが時々います。

実は,学年が上がるほどグングン成績を伸ばすお子さんの家庭には,書き順に対する「あるある」なとらえ方があるように感じます。
書き順を単なる「テストのための決まり事」ではなく,「最も速く,最も美しく書くための最短ルート」として親子で面白がっていることです。

中学生になると,板書のスピードや演習量が格段に増えます。
できる子の親御さんは,書き順が整っていることが,手の無駄な動きを省き,脳のリソースを思考に割くための知恵であることを直感的に理解しています。

・「右」と「左」,一画目が違うって知ってた?筆の運びが理由なんだって
・「上」は縦棒から入る方が,どっしり安定してカッコいいね
・「飛」の書き順,昔と変わったのかな?調べてみようか

などと,クイズのように扱います。
「書き順が違う!」と叱るのではありません。
「こっちの順の方がスムーズに書けるよ」と,プロの職人のような視点で語り合うのです。

たかが書き順,されど書き順

実は,書き順は想像以上に見られているものです。

プレゼンテーションのホワイトボード,領収書の手書き,あるいは大切な契約書。

人前で字を書く機会は意外と多いのです。

私自身オーダーメイドパソコン販売時に,お客様が住所や氏名等を書かれる様子を拝見していて,その方の学習習慣や丁寧さまで想像してしまっていました。


そうです,正しい書き順でスラスラと書ける姿は,「この人は物事の基本を丁寧に学んできたのだな」という,暗黙の信頼を周囲に与えています。


その逆は?

「まあ,予想通りだな」とも。

親が面白がって書き順を正す。
その積み重ねが,お子さんの丁寧な学習態度と,将来の品格を形作っています。

ただし,あまりに「大人の品格」を熱弁しすぎて,肝心の自分では書き順が思い出せず,こっそりスマホで「飛 書き順」と検索している姿を見つかるまでが,微笑ましい「あるある」かもしれません。

親子で「ペンの最短ルート」を探してみませんか。
一画一画を大切にするその指先に,確かな思考の力と自信が宿ります。

この機会に幾つかを確認してみませんか

・「右」の書き順は?「左」の書き順は?

右は「のいちくち」と覚えましょう。ノ一口ですね。
左は「いちのえ」と覚えましょう。一ノエですね。

正しい書き順で書くと,一ノの形は違ってきますね。
でも,それぞれがバランスの良いきれいな字になります。不思議です。

・「必」のノは何画目?

「心」と書いて最後に書く 5画目でありません。漢字の成り立ちが違いますから。

真ん中の点,の次に書く 2画目です。そして,3画目は「心のような曲がり」です。最後に左の点と右の点ですね。
出来上がった漢字を見れば,心と書いてからノを書いたのはすぐにバレますね。

・「飛」はご自身でお調べください。
これも正しい書き順で書いたら,自分でもうっとりするくらいバランスの良い字になります。

いったん覚えてしまうと,一生そのように書くことになるので,間違いに気付いたらその時点で直したいものです。
特に,小学校低学年の漢字ほど,書き順が無茶苦茶なことが多いです。
お子さんやお孫さんの書き順をぜひ注意してみてあげてください。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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