すっかり紅葉の季節になり、町の木々が黄色く色づいてきました。
今月10月のはじめ、3日間ハレで行われる音楽理論学会(GMTH)に出席し、マンハイムで音楽理論を学ぶ友人と現代音楽の聴取分析についてのプレゼンを行いました。
学会ではドイツや国外から様々な研究者が集まり、音楽理論、演奏、作曲、教育など様々な分野で、
そして古楽から現代音楽、ポップミュージックに至るまで様々な音楽を対象に研究を発表していました。
僕たちのテーマは『現代音楽の聴取による分析のための形式的シグナル』。
(Formsignale — als Wegweiser für die Höranalyse Neuer Musik)
現代音楽の聴分析について、クセナキスに加えてシュトックハウゼンやヴァレーズを比較しながら、
今月10月のはじめ、3日間ハレで行われる音楽理論学会(GMTH)に出席し、マンハイムで音楽理論を学ぶ友人と現代音楽の聴取分析についてのプレゼンを行いました。
学会ではドイツや国外から様々な研究者が集まり、音楽理論、演奏、作曲、教育など様々な分野で、
そして古楽から現代音楽、ポップミュージックに至るまで様々な音楽を対象に研究を発表していました。
僕たちのテーマは『現代音楽の聴取による分析のための形式的シグナル』。
(Formsignale — als Wegweiser für die Höranalyse Neuer Musik)
現代音楽の聴分析について、クセナキスに加えてシュトックハウゼンやヴァレーズを比較しながら、
さまざまな現代音楽に横断的に見られる特徴的な技法を抽出し、
その形式認知に与える影響とともに論じる試みです。
現代音楽はまだ100年近くの歴史で、政治的な思想とも深く結びついているため、
これまでの言説にはいくらか熱っぽいところが多くて、客観的かつ包括的な研究は
まだまだこれから望まれているところではないかという実感を持っていましたが、
今回の学会では、現代の著名な作曲家について、
その作曲技法から要請される聴取のモードを類型化するような研究も発表され、興味深く聞きました。
その他興味深かったのは、テレマンの楽曲に声部進行によって偶成的に見られる導七の和音についての発表で、いはばバロック時代におけるトリスタン和音とでもいうような現象ですが、
しかし機能和声や通奏低音で分析すると比較的容易に分析することもできるということでした。
1年前の10月に学会を聴いて大きな衝撃を得てから、ちょうど1年後に発表者として参加できるとは思っていませんでしたが、まだまだ古今を問わず様々な音楽のそういった新しい発見が続くヨーロッパの音楽状況を、こうした学会を通じて体験したり、またそこで他の研究者と知り合うことができるのは、大きな喜びでもあります。
共同発表してくれた学友や、日本やドイツでお世話になっている皆さんに感謝しながら、引き続き精進したいと思います。
現代音楽はまだ100年近くの歴史で、政治的な思想とも深く結びついているため、
これまでの言説にはいくらか熱っぽいところが多くて、客観的かつ包括的な研究は
まだまだこれから望まれているところではないかという実感を持っていましたが、
今回の学会では、現代の著名な作曲家について、
その作曲技法から要請される聴取のモードを類型化するような研究も発表され、興味深く聞きました。
その他興味深かったのは、テレマンの楽曲に声部進行によって偶成的に見られる導七の和音についての発表で、いはばバロック時代におけるトリスタン和音とでもいうような現象ですが、
しかし機能和声や通奏低音で分析すると比較的容易に分析することもできるということでした。
1年前の10月に学会を聴いて大きな衝撃を得てから、ちょうど1年後に発表者として参加できるとは思っていませんでしたが、まだまだ古今を問わず様々な音楽のそういった新しい発見が続くヨーロッパの音楽状況を、こうした学会を通じて体験したり、またそこで他の研究者と知り合うことができるのは、大きな喜びでもあります。
共同発表してくれた学友や、日本やドイツでお世話になっている皆さんに感謝しながら、引き続き精進したいと思います。
ところで、ハレはヘンデルの街で、町中にヘンデルがいたのですが、
厳格そうな雰囲気のバッハとはまた違って、軽妙なオシャレさが漂っていました。
厳格そうな雰囲気のバッハとはまた違って、軽妙なオシャレさが漂っていました。


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