台湾に住んでいると、よく目にする言葉があります。
それは「小吃(xiǎochī)」。
夜市で食べるものや、街角のお店で気軽に買える食べ物など、
台湾の食文化に欠かせない言葉ですよね。
では、これを日本語で説明するとしたら、何と言えばいいのでしょうか?
「おやつ」?
「軽食」?
「B級グルメ」?
それとも「夜食」?
どれも候補になりそうですが、実はそれぞれ意味が違います。
例えば、食事と食事の間に食べるものなら「おやつ」、
軽く食事を済ませたいときに食べるものなら「軽食(けいしょく)」と言えます。
夜遅くに食べるものなら「夜食(やしょく)」ですね。
また、台湾の庶民的な料理や地域ならではの食文化を紹介したいときには、
「B級(ビーきゅう)グルメ」という言葉が合うこともあります。
でも、ちょっと考えてみてください。
夜市で買った鹽酥雞(台湾風の揚げ物)を、夕食として食べる人もいますよね。
その場合、必ずしも「おやつ」や「夜食」とは言えません。
つまり、「小吃」を日本語に訳すときは、食べ物そのものだけでなく、
いつ、どんな場面で、何のために食べるのかも考える必要があるのです。
外国語を勉強していると、辞書で調べた言葉をそのまま当てはめたくなることがあります。
でも、ひとつの言葉に、いつでもぴったり合う訳語があるとは限りません。
そんなときは、「日本語では、どんな場面でこの言葉を使うのだろう?」と考えてみると、
表現の幅が広がりますよ。
さて、皆さんなら、台湾の「小吃」を日本人に紹介するとき、どんな日本語で説明しますか?
好きなおやつや軽食、夜食、そして皆さんの国のB級グルメについて、ぜひお話ししましょう!
食いしん坊の日本語教師より。
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