――韓国ミュージカル『웃는남자(笑う男)』
今日、映画館で韓国ミュージカル『웃는남자(笑う男)』を観てきました。
……とはいえ、感覚としては「映画鑑賞」というより、 客席の少し良い席に、そっと案内されたような体験でした^^
スクリーン越しなのに、舞台との距離が近い。 こちらの呼吸がつられてしまうような臨場感がありました。
観ながらふと、 「自分の人生に影響を与えた作品って何だろう」 そんな今週のお題が頭をよぎりました。 大きな転機をくれた一冊、というより、 時間をかけて、静かに心に沈んでいく作品もあるのだな、と。
原作は、ヴィクトル・ユゴーによる小説。 『レ・ミゼラブル』や『ノートルダム・ド・パリ』で知られる作家と聞くと、 壮大で重厚な世界を思い浮かべる方も多いかもしれません。 けれど『笑う男』は、「重い」というより、静かに鋭い。
人はなぜ笑うのか。 “美しさ”や“醜さ”は、誰が決めるのか。 そんな問いが、説明されるのではなく、 音楽とともに、観る側の中に自然と差し出されてきます。
韓国ミュージカルならではだな、と感じたのは、 感情が歌に切り替わる瞬間の潔さ。 台詞から旋律へ移る一拍で、空気がすっと変わり、 言葉以上の感情が、そのまま音になって届いてくる。 スクリーンだからこそ、その振り切れ方が、くっきり見えた気もします。
また、日本語字幕があることで、 韓国語のレベルを問わず、物語や音楽そのものに集中できるのも嬉しい点でした。 言葉を追いかける緊張から少し解放されて、 純粋に「舞台を味わう」時間になる—— そんな安心感があります。
そして印象に残ったのは、 「これは悲劇です」と一度も主張されないまま、 観終わったあとにだけ残る、穏やかで確かな感覚。 観終わったあとも、メロディや場面がふとよみがえる。 そんな静かな余韻が、長く残る作品でした。
韓国ミュージカルに興味はあるけれど、 劇場や言語のハードルを感じている方にとって、 こうした形での出会いは、案外ちょうどいい距離感かもしれません。
そして何より、観終わったあとに 「あの場面、どう感じた?」 と、誰かと話したくなる。
……はい、そういう話、レッスンでも大歓迎です(笑)。
作品そのものはもちろん、 「自分にとって、何が残ったか」を言葉にしてみる時間も、なかなか楽しいですよ。
静かに心に残る舞台でした^^
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