家では強気、外ではお人好し繊細さんなホロスコープ所感

Mikaloha

何を隠そう、今回のテーマは私の母のホロスコープです。

この記事では、実際の私の母の性格や私が知りうる彼女の人生で起きた出来事、娘と母親の関係という視点から起きた出来事をご紹介していきます。(主に娘から目線です)

・過去や現在の母親と自分との関係について悩みや問題がある方
・現在子育てて子供の気持ちや価値観が理解できず困っている方

実際、子育て中のお母様、お父様目線から子供との向き合い方についてご相談いただくことはちょくちょくあります。

ホロスコープの特性は全員違いますが、個人の特性によってこんな風に親子間でも世界の見え方が違うんだ!と、視野を広げて少しでも解決のヒントになれば幸いです。

 

今回このような記事を書き始めたのは、通常の有料鑑定となると、当たり前ですがご相談者が気になること、相談したいことや話したいことが中心となります。

それもいいのですが、最近の私はアーユルヴェーダに凝っており、正直なところ「ホロスコープと事実がどれくらい一致しているか」の統計とデータがもっと欲しいところ。そのうちインド占星術も深めたい・・。

なので、これからさらなる研究を進めるために必要なデータ採集の方に力を入れ たく、手始めとして、このnoteでは個人情報は出さず、ホロスコープから浮かび上がるその人の人物像や選択した生き方がどれくらい一致しているのか?答えあわせ的なまとめをつらつらと残していくことにしました。

記事の内容は濃く、実践的なものとなりますので、今後有料記事にすることも視野に入れています。

ぜひ今後の読者の方の人生を豊かにするための参考書としてご活用ください

風のエレメントがほぼないチャート
まずは母のチャートのざっくりとした傾向から。


2025年現在57歳、発達年齢域は土星の初期です。
職業歴:高校卒業後に大手デパートの正社員を5年ほどで寿退社、その後パートを転々とし、50歳前半から看護の専門学校を経て55歳頃から准看護師となる。
趣味:キャンプ(キャンピングカー所持)、国内外旅行、ペットのお世話、花や観葉植物の管理
その他:23歳結婚、25、27歳に女児2人出産。30代半ばに離婚と再婚、38歳で男児出産。

私が知りうる情報ですが、自身の就職・結婚出産・転職など人生のビックイベントは入っていると思います。

ホロスコープの読み方の原理原則は同じであれ、人それぞれ見方や視点は異なると思いますが、私は最初にまずここを見ます。

・目立つ「偏り」はあるか?

例えば「アウトドア派かインドア派か」「女性的か男性的か」「きっぱりしたタイプか優柔不断なタイプか」などです。

母は割とアウトドアで社交的な人です。キャンピングカーを数年前に購入し、休日は家でじっとしているより外に出ている印象が強いです。今は看護師の仕事をしていますが、パート時代は人の指導やマネジメントを任されていた時期もあったようです。

子供が小さい時期は専業主婦だった時期もあると思いますが、私の記憶では何かしらパートをしたりと仕事はしていたと思います。

そして何より気になるのがMC以外「風のサインを一つも持っていないこと。」フットワークの軽さや考え方の柔軟性の象徴である風が足りていないと、無意識に自分の考え方と合わない人や現象に対して臨機応変に対応したり受け入れるという部分がどうしても弱くなるようです。

実際、私と母がぶつかる時の要因はほぼここからきていたと思います。詳しくは後ほど触れていきます。

私とことごとく考え方や価値観が合わなかった母


まず、私が成人するまで私と母の意見が分かれた時、ほぼほぼ絶対に母が折れてくれることはなかったです。

主星は獅子座ですが、個人天体に蟹座と乙女座も入っており、神経質で「自分が知らない範囲のことについて議論するのは拒否」という排他的な場面は多くありました。

さらに私も、物心ついて思春期くらいまではかなり優等生タイプで親の言う通りにしていたのですが、自我が芽生えてくると元々の性格はしっかりとお表に出てきます。

例えば、当時は携帯電話が世に出てきて、徐々にパケ放題だの着メロ聴き放題みたいなサービスも普及し始めていた時代でした。(年代がバレますね笑)

が、当時はそもそもパソコンに触れないインターネットの仕組みもよくわかっていない母からすると「そんなよく分からないものは使ってはダメ!」という家庭ルールに従うしかなく、私は携帯電話は持っているもののウェブサービスは使えず、友達が前略プロフィールを更新したり、メールし放題しているのをとても羨ましく思っていた記憶があります。

もちろん私も友達と同じように使わせてくれとお願いはしますが、聞き入れてもらえません。習い事でダンスをしたいと言っても、母からすると興味ないしよく分からないのでNO、友達とあそこにいきたいこんなことしてみたいというのも、説得できるものもあればできないものもあり・・私が面倒になって無視して好き勝手したり、事後報告するようにしたらよく怒られていました。

母はその都度怒り散らしたりと感情表現も激しいのですが、時間が経つと結構コロッと切り替わって何事もなかったようにしていたのも、私にとっては衝撃でした。これは火のサイン特有のものですね・・水属性の星座の持続的な怒り方とちょっと違うところだと思います。

子供からするともう小さい子供ではないので、自分なりに議論を試みるのですが、結局根拠のない否定ばかりで話にならないのでだんまりとなります。子供にできるのは「なんで分かってくれないの」と、せいぜい母を背後から睨みつけるくらいしかなく、部屋に戻って諦め一人しくしくと自分の感情を消化するように頑張るも気持ちの切り替えができず・・よく悩んでいました。

今でもその時の気持ちはよく覚えています。さすが水属性多め蠍座強め女な自分。恨んでこそはいないですが、当の母はあまり覚えていないんだろうな・・別にいいけど・・。

そんな感じで、私は好奇心強く何事もチャレンジしてしっかりと探求したい性格でしたので、それらを頭から否定して理解しようともせず蓋をされてきたことはとても悲しくいつも憤りを募らせていました。

身近な人の存在はホロスコープの特性をよく引き出す 

緻密な仕事やきちんとした管理面で心強い乙女座や、愛情深く仲間や身内を守り通す蟹座も、いきすぎると過干渉と新しいものを受け入れない排他的なエネルギーとなってしまいます。もちろん本人に悪気はなく、母はとても愛情深く、実際教育熱心でいつも子供達の幸せをな願ってくれている素晴らしい母親です。

いつも母の想像を超える提案と行動をしてくる長女の存在は、母にとってびっくり驚きの爆弾みたいなもので、それらの悪い要素を引き出してしまったのかもしれません。

このような現象は、家族や恋人、友人など本人との心の距離が近ければ近いほどよく表れます。対人トラブルで何か問題が起きた時、その要因は自分の中にあると言っても過言ではないほどです。

だからこそ、まずは自分自身をよく知ることが大切です。何が好きでどんなことが嫌いか、どんなシチュエーションが居心地良いのか苦手なのか、ニュートラルな状態だとどんな行動をする傾向にあるのか。

親子関係は、親にとっても子にとっても、そういった学びをしていくためのステージの一つなのでしょう。

ちなみに、天秤座がメインで冷静な水星強めな妹は、長女が日々を悪戦苦闘している中、飄々とうま〜く母親とぶつからずにやっていました。おそらく怒られ回数は私の10分の1以下です。なんと羨ましい・・なんで私ばかりいつも怒られるの?と思っていました。これがいわゆる、相性というやつなのでしょう。

不動宮と水の星座多めな頑固で信念強めな長女と、常に客観的バランス感覚に優れ、自我を無理に通そうとしない天秤座と水星に守られた次女。母親目線では同じ環境で育ったはずなのに、なんでこんなに違うのかと感じたことでしょう(笑)

よそ行きの顔と家庭内の顔



先ほどまでは主に天体と星座の属性を中心に見てきました。

ここからはハウスやアセンダントの部分も見ていきます。4ハウスに入っている土星が牡羊座にあり、家庭内でリーダー的ポジションであることが分かります。実際、我が家は母の気分で多くのルールが決められてきました。

おばあちゃんの話によると、これは子供の頃からのようで「家では私が主役」なのです。さらにこの土星は7ハウスの火星・水星の蟹座とスクエアをとっており、身内・パートナーに対しても「私のルールに従ってもらうわよ!」という、ただでさえ抑圧的な土星の圧に加え、「よその家や世間ではどうかは知らん」のインサイド目線の蟹座がカオスな状態で突き刺さります。

一方家庭以外のフィールドでは、木星にアセンダントがなかったり、目上の人から気に入られやすい傾向も見られますし、そこまで自己主張の強さは感じられません。家庭内で気ままにしている分、外では普通に協調性ある人としてギアチェンジしているようです。

社会活動の場でも、仲良くなる人とはプライベートでも付き合う友達をすぐ作りますが、合わない人とは徹底的に合わないというスタイルは健在です。母と話すと、今の状況や仕事で起きたことや人間関係について一から十まで聞かなくても話してくるのですが、本人は無意識とは言えかなり自己主張を封印しているようです。

母はそういったとき、家庭内なら自分流を通しますが、外では「この人おかしい、許せない!」と思っても対立はせず我慢するようです。本人からすると表面上では黙っていますが、気持ちとしてはどうもスルーしたり気にしないでいるというのができないようで、そういった時は家庭内で愚痴という形でアウトプットされてきます(笑)

私はこのチャートを初めて見たとき、心から「なるほど」と思いました。今までの辻褄が全て合うのです。

MC天秤座の人生の課題

ズバリ母の人生の課題は、このMCに全て詰まっているのではないかと私は感じています。

家族だからこそ、本人の長所も短所も見えます。
母本人も「自分と合わない、おかしいって思っても気にしなければいいと思うけど、それができないんだよね〜」と言っています。時にはそのストレスで神経症みたいな症状が出たり、自律神経失調症や不安症で病院に通っていた時もありました。

人の心は複雑ですので、どんなに外では平静を装っていても、本人が納得できない感情を抱えたまま消化しきれないと、どこかで綻びが出てきます。起きた感情や思いを完全に無視したりなかったことにはできないのです。

母の場合、まさにそのような気持ちと自分の中で折り合いをつけたり、実際に困った状況になったときにその場を収められるよう整えたり、自分の中に足りていない風の要素を育てることでもっと発想を自由に柔軟に生きられるのだと思います。

このように本質的には強い自我がありながら、繊細な部分も持ち合わせている人はそのギャップで悩むことが多くあると思います。
元の性質は変えられませんが、違う視点から状況を見てみること、そもそもそのような自分の魂のプログラムであることを知っておくだけも対処の仕方は広がります。

人の個性は千差万別です。この記事を読まれたあなたにも、きっと他の人と違う特徴や個性があるはず。

その違いを受け入れ、楽しめるようホロスコープの智慧を活用していきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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