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進んでみるから見える景色

Mikaloha

みなさんこんにちは^^
だいぶご無沙汰の投稿となりました。

約1年半、日本の医学部の編入試験勉強に根詰めていたため、おかげさまで生命科学の基礎〜応用の知識は私の体の細胞レベルまで詰め込まれました(笑)

詳細はこちらから

結果としては、残念ながら自宅から通える大学の試験は通過とならずでしたので、今期でこの挑戦はきっぱりと終わりにすることにしました。

中学受験ぶりの大人の受験はとても新鮮で、思春期より退化しているであろう脳による集中力、記憶力の低下は身に沁みるものでしたが、少なくとも私にとって大いに成長と視野を広げてくれた1年半だったと思います。

本来、毎年試験の傾向も倍率もコロコロ変わる医学部学士編入をする人は複数校受験するものなのですが、今の私は夫婦(とうさぎ一匹&近くに両親という小規模ながらも大切な家族が近くにいる身ですので、現実的に通学できる近くの大学一校しか受験していません。複数校受験していたらまた結果は違ったのかなあ・・と若干の心残りもありますが、これも運命と受け入れ次の道を模索しています^^


ここからは、日本で社会人が大学に入学すること(様々なルートがありますが、今回は「4年生大学を卒業した者が対象の学部の2〜3年生くらいから入学する」学士編入について)、どんなものなのか実体験をまとめています。私の1年半のプロジェクト終了の弔いの気持ちをまとめたものでもありますので興味がない方はスルーして、末尾の方まで飛ばしちゃってください。

(とある大学の試験問題の一例。火傷に注意)


学士編入は通常の大学受験とだいぶ異なると思います。どれくらいお金と時間を投資できるのか・・毎年変わる各大学の出題傾向の変化と、合格倍率の大きな変動、一般受験と比較して少なすぎる情報戦・・・何より、塾・学校の先生や親からあれこれ言われたり管理されませんので、いつも自分との戦いとなります。

そもそも私自身、中学受験をして高校、大学とエスカレーター方式で受験競争に晒されずに思春期を過ごしたので、全体からすると大卒で大学受験を経験していない人の方が少数派なのかもしれません。ですが妹や他の人たちの話による一般的な「大学受験」は、センター試験を受けたり、その大学の入試を受けたり、科目も国・数・英・理・社と多くあると思います。

入りたい学部が文系か理系かでまた試験内容も異なるのでしょうが、受験者も多く、また入学者の枠も多いかと思います。(もちろん人気な大学は倍率も高い。)都内の人気私立大学あたりは、4〜6倍くらいが相場のようですね。国立でも10倍はないくらいでしょうか。とはいえ、これから佳境となる大学受験シーズン。実は私の弟がまさに高校3年生の大学受験生ですので、一筋縄ではいかないと思いますし、頑張って欲しいですね。


私が目指していた学士編入は大学によりますが、年に入学者が5名まで、一次試験は例年100〜200人の応募がありますので倍率は15〜30倍と狭き門です。調べて見ると受験者の中には例年、理系の現役大学院生だとか、薬学部出身とか、理系研究職からの受験・・などなど、優秀な若手の方がゴロゴロいるようです。正直中学受験以来まともに勉強していない(期末試験とか乗り越えられたらいいレベル)の一般ピーポーな私には敵いません(笑)

医学部の学士編入ではどの大学でも「生命科学と英語」「小論文」+「化学」「物理」「数学」、この中から2科目or4科目からなる試験があります。わたしは一応理系の大学出身でしたので生物学は初学、IT系なので化学・物理は高校生レベル止まり(しかもほぼ覚えていない)で厳しい前提ではあったのですが、少なくとも生命科学は私は今後仕事上で進みたい方向性で必ず見えてくる分野ですので、お金かけてでも学んでおいて損はありません。思い切って試験をゴールにイチから勉強を始めることに決めたのでした。

仕事もしながら、だいたい休みの日は4〜5時間、仕事がある日は1〜2時間勉強に費やしていました。(まずこれを習慣化するのに一苦労。)
おかげでお気楽大学生だった時のTOEICスコア400から今はスコア700まで伸ばし、何かしら勉強していないと落ち着かない勉強ホリックとなりました(笑)

最終的に長々とした英語の論文もおおよそ理解でき、生命科学の基礎はかなり定着した中で試験に挑みましたが、実際の試験では臨床や研究レベルで問われる考察問題が多く、例年「英語力があればいける」で有名だった私が狙っていた大学の試験内容は例年と大きく変わってしまっていました。過去問も何周かしていましたが、私のしていた勉強結果を発揮できる問題は少なく・・

もともと学士編入は学校側からすると、一般的な社会人経験のない高校生にはない専門性や豊富な社会人経験と人間性を備えた学生を求めています。試験内容からも、「きっと生物学の基礎研究経験がある人(今後研究に進む人)が欲しいのだろうな」という印象でした。もちろん、これも大学によりけりで卒業したら都会にいかず地域に残る臨床医が欲しいとか、様々な事情があると思います。

日本の医療の分野には素晴らしい部分と課題も多くありますので、医療業界の実態を今までより詳しく、少しでも関われたこの経験を無駄にせず、今後に生かしていこうと思っております^^


結果は自分ではコントロールできないことです。もちろん直後は落ち込みましたが、自分の意思でコントロールできないことへの諦めは天下一品です。切り替えは早いですよ〜!(笑)
ここからは、別のルート学びを深める手段を後から共有させていただきます。



今後の方向性



もともと今私が肉体と精神世界(ヨガ・占星術・タロット)の分野に強い興味を持ち、この学びをどのように人や社会に伝え、お役に立てるのかという課題の模索は、インドにヨガを学びに行ったときからスタートしています。

インドの記事はここから

このときから、都内でフリーランスのヨガ講師をしたり、石垣島でビーチヨガを開催したり、プライベートヨガの指導をしたり、占星術やタロットでその人の課題や生まれ持った性質を読み解いてご相談いただいたり、海外留学したりなんだかんだと、様々な挑戦をしてきました。今ヨガの講師はしていませんが、現在進行形で続けていることばかりです。そしてその全てが、過去の自分・現在の自分と繋がっており、きっと未来でも何かしらの形で「あのときこれがあったからこうなったのか」になるのだと思います。


最初はなんとなく「体と心が繋がっている感覚は素晴らしいな。」という心地よさから学び始めたヨガから、今はあまりご縁のなかった医療の分野にまで足を突っ込む事態となっています。(実は3年前に私の母も普通のパート主婦から祖母の病死をきっかけに准看護師に覚醒しています笑)

現代社会での医療となると、そびえたつ白い病院の建物と白衣、様々な医療機器と・・というイメージが思い浮かびまずが、そもそも医療とは「人々の心身を癒す」ことを目的とした職業です。昔は本気で祈りや儀式的なことも治療として扱われていましたから、その幅は現代の私たちが思っているより広いのだと思います。医療の歴史や起源を学ぶほど、強くそう思います。

まあ、今でも地域によってはガチでそれらが続けられているところもありますが・・それらも科学的にどう影響しているのか解明できてくると、面白そうですね。

そのため、私の方向性は今後も変わりません。いまの日本の医療は科学的根拠を元にした西洋医学が中心ですが、東洋医学・・現代では様々な治療法を融合した統合医療も世界的には浸透しつつあります。実際、昔は解明できなかった東洋医学の知見が、ゲノム解析の発展によりその整合性が科学的に検証・解明され始めていたり、「昔のアナログの感覚と研究で理論づけられていたことたちの答えあわせ」はすでに進んできます。

私もこの流れに乗り、科学的なエビデンスを答えあわせに、個人個人の遺伝的な体質、生活習慣やその土地に合わせた癒しを与える仕事を続けていきます。

日本の大学への入学がかなわないのであれば、それ以外の方法を選ぶだけです。(日本では医師免許がないと医療機関として活動でいないのが気にいなっていました。でも、それも必要なら自分ではなくても人を雇えばいいよね!)
数年準備期間は必要ですし、タイミングは見計らいますが、世界三大医学であるアーユルヴェーダをインドに再来し、学びにいくというのが今後の目標です。

インドでは一校、外国人留学生を受け入れていて日本の国立大学くらいの学費で通えるアーユルヴェーダ医師を育成する学校があります。気持ち的には今すぐにでも飛んでいきたいところですが・・(これ以上円安にならないで・・)さすがに卒業まで5年ほどかかるので、準備が必要です。その前に、機会があれば短期的にインドにはまた滞在したいですね。



この前そんなことを考えていたら、リシュケシュ滞在時に友達になったインド人の友達から、「俺、リシュケシュでCafeをオープンしたぜ!Mikaはいつインドにまた来るんだ?」と突然電話がかかってきました(笑)当時、コロナ前ですが彼は私が止まったホステルの清掃の仕事をしていました。バイクで瞑想の洞窟や滝に連れて行ってくれた親切なマウンテンボーイです。
・・何かとインドにはご縁があるのかもしれません。


結婚もしたし、これから子供も考えているのに落ち着けよ自分・・ともたまに思いますが、人生は一度きりです。多くの人が夢見ていること、いつかやってみたいこと、本当はこうありたいと思うこと、一度はあると思います。

だけど、人生で全員が同じ正解や答えなんてあるはずがありませんどうせみんな違うんだったら、我慢しないでできることはやっちゃえばいいんじゃない?それが自分にとって楽しいことならなおさら。家族や大切な人たちを幸せにできそうなら、もっと。

後者の声を、私はこれからも優先していこうと思います!


しばらく、インドの軍資金つくりと占星術の研究、英語磨きを地道に続ける日々となります。
みなさまからいただくご相談や鑑定のお時間は、私の研究に大いに助けとなります。
そして、その蓄積はまた別の誰かの力となり、生きる糧となります。

特に占星術はアーユルヴェーダでも治療の一環として使われるので、鑑定とは違う形で今後データ集めのためにみなさまと交流する機会を募るかもしれません。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします^^




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The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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