あなたは、相手にわかるように説明をすることが得意ですか?
先日、初めて日本を訪れていたアメリカ人の青年と話をしていた。
Jazzが聴けるcafeへ向かってドライブ、その日の予定を話していた。Onsen? Soba? Temple?・・・”jingu”と言った時に聴き取れず、”What did you say?"”Jingu?"と何度か聞き返した。
Oh, jingu・・・神宮ね!
やっと聴き取れたけれど、彼が言いたかったのは神社のこと。
えっ、それなら「神宮と神社の違いは?」と聞かれ、その時一緒にいた大学生と考えながら2人で答えた。
すると、「説明するって難しい・・・」と大学生の彼女が言った。
私も、つくづく自分の説明力のなさにがっかりしてきた。苦手だった。
What do you mean? と何度言われてきたか・・・
外国の人と英語で話していると、「それってどういうこと?」「それって何?」と聞かれることがよくある。
ごはんを左、お味噌汁を右に置くのはなぜ?
お盆って何?
神宮と神社の違いは?
などなど・・・
特にも日本の文化や風習について、相手がわかるように説明するのは難しいのではないか。
それは日本人の気質か、日本の教育の所以か、日本で日本人同士で話していると、説明を求められることがそれほど多くないように感じる。
この説明力は、アメリカの友人、フランスの友人は上手いな、と話す度に感じる。先日もフランス人の友人がフランスの保険について、わかりやすく説明してくれた。「神宮に行きたい」といった彼は、ギターとベース、ドラムの役割の違いを例えをうまく使い説明してくれた。なるほど!わかりやすい!
さて、英語を使うようになると必須のこの『説明力』はどうやって身についていくのだろう?
説明することが苦手だった私が、説明することが好きになるためにやってきた経験をお伝えすると、
1. 事柄、事象をよく理解する
2. 日本語で説明できるようになる
3. 説明できるだけの語彙力、表現力を身につける(母国語、英語ともに)
そのために必須なのは、それ何?どうして?と疑問を持つ好奇心と、関心を持って人に聞く知識欲かな、と思う。本をよく読み、人の話をよく聞いて、よく話して・・・そんな日々の積み重ねでしかないのではないか。地道に時間をかけていきましょう。
英語で説明力できるようになりたい、そんな思いから母国語の説明力もついていくなら一石二鳥では??
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