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海辺で読みたいのは肩の凝らない本

Weekly Topic: Favorite book to read on the beach

Shibashiba

今日はスイカの日だそうですが、毎日ほんとうに暑いですね!
そうかと思えば、豪雨が心配な地方も。
皆さまこの夏を無事に過ごせますように。

夏のビーチで読みたい本

脳が沸騰しそうなときは、肩の凝らない本はいかがでしょう。

異文化関連の本の中にも、楽しく読めるものがあります。

三笠書房『今日も異文化の壁と闘ってます』は、マンガも付いていてとても読みやすいです。長年外国人材のマネジメントにかかわってきた著者が、実経験に基づいて書いたものです。

小学館『トットちゃんのカルチャーショック』は、黒柳徹子さんの対談集。お相手は海外経験豊富な日本人や日本経験豊富な外国人です。

推理小説も良いのでは。

英語圏は推理小説の伝統が有名ですが、日本にも人気作家がいますね。
フランス語圏のメグレ警部シリーズも読みごたえがありますよ。原作者シムノンはベルギー出身。

また、読みやすい英語でリライトしたシャーロック・ホームズものやアガサ・クリスティーもおすすめ。「原書」を読むのは大変でも、リライトしたものなら敷居が低いのでは。すでに日本語で読んだことのある洋書もおすすめです。

(かつてペンギン・リーダーズと呼ばれていたリーダーシリーズは、今ピアソン・リーダーズとなっています)

真夏のビーチで読書を楽しむフランス人

ある時、フランスでビーチに行ったら「本貸します」という広告があちらこちらに。
特定の本の宣伝や、作品の引用なども海辺に展示されていました。
私は正直、なぜ真夏の暑いビーチで本?と思いましたが(だいたい小さい子を連れて海辺でのんきに本なんか…)、そういえば夫も発つ前に「ビーチで読む本」を選んでいたっけ。

なぜフランス人はビーチでスイカを割らないで本を読むのか。

まず、スイカがそれほど好まれていないことが挙げられます。
こじゃれたカフェで、夏のフルーツサラダやパフェに、カットしたスイカが大人しく入っていたりするくらい。

フランスでも栽培はされていますが、日本のような人気はないです。
やっぱりこれまで涼しかったからでしょうか。

夏のウリ科の果物というと、人気があるのはむしろメロン。日本よりずっと安く入手できます。

夏にフランスへ行くことがあったら、市場でメロンを買って、宿で冷やして食べるのもお得だと思いますよ。

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This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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