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エジプトには、世界でも最も素晴らしい歴史的・文化的遺産があります。これらの遺産のいくつかは、ユネスコ（国際連合教育科学文化機関）によって世界遺産に登録され、人類全体にとって価値のある場所として認められています。これらの遺産は、古代エジプトからイスラム文明まで、豊かな歴史を物語っています。
1. イスラム都市カイロ歴史地区
10世紀に建設されたカイロの歴史地区は、世界最古のイスラム都市の一つです。ここにはモスク、マドラサ（イスラム神学校）、ハンマーム（公衆浴場）、伝統的な住宅が並びます。特に有名なのは、アズハル・モスク、シタデル（要塞）、ハーン・ハリーリ市場などで、イスラム美術と建築の宝庫です。
2. 古代都市テーベとその墓地遺跡（ルクソール）
ルクソール近郊にあるテーベは、新王国時代のエジプトの首都でした。カルナック神殿、ルクソール神殿、王家の谷、王妃の谷などが含まれており、ツタンカーメン王の墓もここにあります。美しく装飾された墓や巨大な神殿が見どころです。
3. メンフィスとその墓地遺跡（ギザ・サッカラ・ダハシュールのピラミッド群）
古代エジプトの首都メンフィスと、ギザ、サッカラ、ダハシュールにあるピラミッド群を含むこの地域は、エジプト建築と宗教の歴史を象徴しています。世界七不思議のひとつであるギザの大ピラミッドもこのエリアにあります。
4. アブ・シンベル神殿とフィラエ神殿
アスワン・ハイダムの建設による水没を防ぐために高台に移設されたこれらの神殿は、古代建築の傑作
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