楽器が鳴らせてない、という注意を受けることがあります。
これはffで弾きなさい、という意味ではありません。ppでもそうです。
楽器に弦の振動が循環していなくて、
ほんとうの意味でのバイオリンの音になっていない、という指摘です。
楽器を鳴らすことは、弦を弓の毛の摩擦ではじくことです。
そして、起こした振動を不用意に止めない、抑え込まないことです。
摩擦の前提は、弓の毛が弦をキャッチ、掴んでいるかどうか、です。
振動を止めていない証明は、
楽器が揺れ、ノイズなく弓がスムーズに動くことです。
簡単にセルフチェック、テストする方法があります。
①あごを楽にしてやります。
②ロングトーン気味で全弓をゆっくりと動かします。
③自分↔︎スクロール方向にヴィヴラートや他の人の介助で楽器を揺らしてみます。
楽器が一切揺れないならば、
この時点で問題ありです。(肩当てをしていても、揺れます)
弓が止まる、あるいははじきとばされたりするようなら、アウトです。
改善のためには、構え方を総合的に見直す必要があります。
楽器の仕組みを知ることから始まります!
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