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投資初心者は「なぜ新NISAで失敗したのか?」

ISHIKAWA

2024年1月、新NISA制度がスタートしました。非課税枠の拡充や制度の恒久化といったメリットが注目され、多くの投資初心者が投資を始める大きなきっかけとなりました。特にその時期は、エヌビディアをはじめとするAI関連銘柄が急騰し、株式市場は半年間にわたって力強く上昇しました。このブームに乗って、強気に資金を追加した方も少なくありません。
 
しかし、株式市場は上昇し続けるものではありません。2024年7月下旬、「日銀による金利引き上げ」を機に、日本株は大きく暴落しました。このとき、「利益確定売り」が一斉に出たことで、初心者にとっては予想外の急落となり、慌てて損失を確定させてしまった方が多く見受けられました。
 
実際、失敗の要因は「知識不足」だけではありませんでした。「資金管理ができていなかったこと」も、大きな損失につながる一因です。生活資金に手をつけてしまったり、価格変動の激しい「信用取引」「レバレッジ商品」に手を出した結果、下落局面で耐えきれずに「強制ロスカット」されたというケースも報告されています。
 
さらに、「株はずっと上がるもの」といった思い込み、「SNSで騒がれている銘柄なら間違いない」といった安易な判断も、リスク管理を欠いた行動につながりました。
多くの方が、大きく上昇した銘柄には必ず大きな利益確定の売りが入り、その後は急落する可能性があるという基本的な市場の仕組みを理解せずに、過熱したタイミングでエントリーしていたのです。
 
半年後には、トランプ大統領の関税政策により世界的な株価暴落が発生し、再び多くの投資初心者が「損切り」に追い込まれました。実はこうした下落は、春や夏に毎年のように繰り返される傾向があります。知識があれば「想定内」として冷静に対応できる局面も、学びがなければ恐怖で手放してしまうのです。
 
また、「積立投資」を途中で止めてしまった方も少なくありません。下落局面では多く買い付けられるという積立の利点を生かせずに終わってしまったのは、非常にもったいないことです。もちろん、「銘柄選定」の精度が伴っていなければ積立も機能しません。正しい知識と戦略があってこそ、「積立投資」は本領を発揮します。
 
これから新NISAを始めようと考えている方も、すでに一度挫折したという方も、まずは正しい知識を身につけることから始めてください今ならまだ間に合います。
 
私の講座では、投資の基本を「1回25分」の短時間レッスンで学べるよう設計しています。忙しい方でも無理なく継続でき、4回で投資の全体像をつかめる構成です。受講後には、情報に振り回されず、自分で判断できる投資力が身につきます。
 
さらに今なら、「資産運用のはじめ方・相談」に使える50%OFFクーポンを期間限定でご用意しています。新NISAで失敗しないためにも、まずは落ち着いて学ぶ時間を取ることが、将来の資産形成への第一歩となります。
 
投資は、正しい知識があれば心強い味方になります。
焦らず、まずは学ぶところから始めてみませんか?

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