冬に逆戻りの日々が続いていますが、春は必ずやってきます。
さて、私は昨年銀座コーチングスクールの認定試験に合格し、正式にコーチングを始めました。
コーチングは、日本では現在主に企業で取り入れられているようですが、欧米では個人の利用も目立ちます。転職や起業など変化の時にコーチに伴走を依頼することが多いようです。
ベルギーにいた頃、子どもの友達のお父さんが解雇され、コーチを依頼していました。新しいポジションを見つけた時は、みんなに嬉しそうに報告してくれました。
私はコーチングの勉強を正式に始めるずっと前にも、ある企業が販売している英語学習サービスのコーチングをしていたことがあります。その時に少し疑問を持つことがあったため、一度本格的に勉強したいと思っていました。
他の対人サービスとコーチングの大きな違いは、コーチは「教える人」ではないということです。コーチは思考を刺激する存在であり、クライエントが考えを深め、感情を大切にするよう促す人です。
コーチングの訓練を受けていない友人や家族に話すと、途中で遮ったり口をはさまれたりすることもあるのではないでしょうか。コーチは知ったかぶりをしたり、決めつけることはないので、話したいことを存分にお話いただけます。
コーチの役割は、質問を投げかけ、傾聴し、時にフィードバックし、提案します。
いつも次にするべきことで頭がいっぱいの方が多いかと思いますが、今この瞬間に浸りきり、自分を客観的に見つめ直すことで、見えなかったことが見えてきます。
さて、私のレッスンリストでは、わかりやすくするために「○○に関するコーチング」という設定をしています。しかし、コーチングは本来その人に丸ごと関わるアプローチです。ですから、例えば仕事の話をしていても、家族のことが絡んでいるとなれば、そのことについて話すことになります。
逆もまたしかりです。
一度しかない人生を、存分に生きたいものですね。
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