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韓国語の単語は何度も読むより、思い出す方が覚えられる?|心理学から考える韓国語学習③

Yongtae

韓国語の単語を勉強するとき、皆さんはどのように覚えていますか?

単語帳を何度も読み返したり、ノートに繰り返し書いたり。

もちろん、こうした勉強方法にも意味があります。

しかし、心理学の研究では、答えを見ずに自分の力で思い出そうとすることも、記憶の定着に重要だとされています。

今回ご紹介するのは「検索練習(想起練習)」です。

検索練習とは?

検索練習とは、以前学んだ内容を、記憶から自力で取り出す練習のことです。

例えば、韓国語で「りんご」は「사과(サグァ)」と言います。

「りんご=사과」と何度も読み直す方法もありますが、少し違う方法を試してみましょう。

日本語の「りんご」だけを見て、「韓国語で何と言うんだったっけ?」と考えてみるのです。

思い出せたら答えを確認します。

思い出せなかった場合も、少し考えてから正解を確認します。

このように記憶から情報を取り出す練習は、長期的な記憶の定着に役立つことが研究で示されています。

なぜ、すぐに答えを教えないのか?

実は、僕自身も普段の韓国語レッスンで、この考え方を意識しています。

例えば、生徒さんが以前習った「길다(長い)」という単語を思い出せなかったとします。

その場合、すぐに答えを伝えるのではなく、少しヒントを出すことがあります。

「反対の意味は짧다(短い)ですよね」

「머리가 ___어요(髪が長いです)のように使いますよ」

このように、記憶を取り出すための手がかりを提示するのです。

もちろん、どうしても思い出せない場合には正解を伝えます。

大切なのは、無理に答えを出してもらうことではありません。

以前学んだことを、自分の頭の中から取り出す機会をつくることです。

なお、正解を確認することも大切です。間違ったまま覚えてしまわないよう、適切なタイミングでフィードバックする必要があります。

スマートフォンで検索する前に、記憶を検索してみる

この方法は、レッスン以外でも簡単に実践できます。

例えば、電車に乗っているとき。

「あれ、昨日という単語は韓国語で何だったかな?」

と思ったら、すぐにスマートフォンで検索するのではなく、まずは少しだけ考えてみるのです。

そして、「어제だった!」と思い出せたら、後から答えを確認します。

思い出せなければ、調べて覚え直せば問題ありません。

もう一つおすすめなのが、単語帳を使った簡単なテストです。

日本語訳だけを見て韓国語を思い出す、あるいは韓国語だけを見て意味を説明する。

これだけでも、ただ読み返す場合とは違う学習の機会になります。

ただし、検索練習の中心は、すでに一度学んだ知識を取り出すことです。まだ覚えていない単語は、まず意味や使い方を理解する必要があります。

「分かったつもり」と「思い出せる」は違う

単語帳を見たときには分かるのに、実際の会話ではなかなか言葉が出てこない。

こうした経験をしたことがある方も多いと思います。

もちろん、会話で言葉が出てこない原因は記憶の定着だけではありません。

しかし、答えを見ずに思い出す練習は、知識をより確実に身につけるための一つの方法になります。

次に分からない単語に出会ったときは、スマートフォンで検索する前に、まずは自分の記憶を検索してみてはいかがでしょうか?


参考研究

Karpicke, J. D., & Roediger, H. L. (2008). The Critical Importance of Retrieval for Learning.

https://doi.org/10.1126/science.1152408

韓国語レッスンについて

Cafetalkでは、答えを覚えるだけでなく、実際に使えるようになるための練習も大切にしています。

文法の理解だけでなく、「聞く・話す」ことを重視しながら、一人ひとりに合った学習方法を一緒に考えています。

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