「古文の文章を読むと、誰が何をしたのか途中でごちゃごちゃになっちゃう…」
「助動詞の意味が多すぎて、選択肢を選ぶときにいつも迷ってしまう…」
「学校の小テストでは覚えたはずなのに、共通テストの問題になると解けない…」
大学受験に向けて頑張る高校生のみなさんも、温かく見守っている保護者様も、共通テストの「古文」には一度は悩まされたことがあるのではないでしょうか?
でも、実は古文って「正しい覚え方さえ知っていれば、一番短期間で点数を伸ばしやすい、おいしい科目」なんです!
そして、その古文を攻略するためのいちばんの鍵になるのが、今回ご紹介する「助動詞(じょどうし)」です。
「助動詞ってなんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です!助動詞は、いわば古文の世界の「感情やルールを教えてくれる言葉」です。ここをしっかり味方につけてしまえば、どんな文章が出てきても「あ、このシーンはこういうことね!」とスラスラ読めるようになりますよ。
今回は、共通テスト古文でしっかり点数を取るための「助動詞の楽しく確実な暗記法」を、わかりやすくお届けします!
1. なぜ「助動詞」を覚えると古文が得意になるの?
「古文単語さえ覚えておけば、なんとなく意味はつかめるんじゃないの?」と思ってしまうこと、ありますよね。
でも、古文には「主語(だれが)がよく省略される」という大きな特徴があります。
ここで大活躍するのが「助動詞」です!
文の最後に「どんな助動詞」がついているかを見るだけで、「これは過去の話だな」「あ、命令しているな」「自分の気持ちを言っているな」ということが一目でわかるようになります。
助動詞は、ストーリーの展開を教えてくれる大事な「道しるべ」なんです。助動詞をマスターすると、省略された主語も自然と見えてくるようになって、古文を読むのが一気にラクになりますよ!
2. 暗記が格段にラクになる「3つのセット」
助動詞を覚えるときに、「名前」と「意味」だけを丸暗記しようとするのはもったいないです!
助動詞を覚えるときは、いつでも次の「3つのセット」で押さえるのが一番の近道です。
-
接続(うえにどんな言葉がくるか)(例:未然形の下につく、など)
-
活用(どうやって形が変わるか)(例:未然形・連用形・終止形…の変化)
-
意味(どんなニュアンスを足すか)(例:過去・打消・推量など)
この3つがセットでパッと浮かぶようになると、共通テストの問題を見た瞬間に「あ、これはあの意味だ!」とピンとくるようになります。
3. スイスイ頭に入る!助動詞の「4ステップ暗記法」
それでは、ここから具体的にどうやって覚えていけばいいのか、おすすめの4つのステップをご紹介しますね!
ステップ①:リズムに乗って口に出してみよう!(音読)
文法の決まりを理屈で覚えるのは、ちょっと大変ですよね。まずは「口で覚えて耳で慣れる」のが一番かんたんで効果的です!
昔から受験生が使っている「リズムでの覚え方」を使って、呪文みたいに口に出してみましょう。
-
未然形(みぜんけい)につく助動詞
-
合い言葉:「ル・ラル・ス・サス・シム・ズ・ム・ムズ・マシ・マホシ・ジ」
-
歌うように何度も口に出してみてください!
-
-
連用形(れんようけい)につく助動詞
-
合い言葉:「キ・ケリ・ツ・ヌ・タリ・タシ・けむ」
-
-
終止形(しゅうしけい)につく助動詞
-
合い言葉:「ベシ・マジ・ラム・ラシ・メリ・ナリ」
-
何度も口に出していると、問題文を読んだときに「あ、このつながりはなんかヘンだな」と違和感に気づけるようになってきますよ。
ステップ②:ノートに表を書いて「セルフテスト」
口で言えるようになってきたら、今度は手を使ってみましょう!
-
教科書や参考書にある「助動詞の活用表」を一通りながめる。
-
真っ白なノートを用意して、見ないで表を穴埋めしてみる!
-
書けなかったところや間違えたところを、赤ペンでチェックする。
最初は全然書けなくても落ち込まなくて大丈夫です!1日5分、これを3日続けるだけで、驚くほどスラスラ書けるようになります。自分の手で書けるようになった知識は、テスト本番でも絶対に裏切りません。
ステップ③:意味がたくさんあるものは「主語」でグループ分け!
助動詞の中には、「1つでいくつもの意味を持っている困ったちゃん」がいます(「べし」や「む」など)。
これらを力づくで丸暗記しようとすると大変なので、「どんな主語のときにどの意味になりやすいか」というルールで整理してあげましょう!
【例:「む」の意味のカンタン見分け方】
主語が**「わたし(一人称)」のとき:「〜しよう」(意志)**
主語が**「あなた(二人称)」のとき:「〜してください・〜するのがいいよ」(勧誘・適当)**
主語が**「あの人・これ(三人称)」のとき:「〜だろう」(推量)**
どうでしょうか?これなら「誰が言っているか」を見るだけで、意味がパッと見えてきますよね!
ステップ④:似ている助動詞の「見分けテクニック」をつくる
テストでよく狙われるのが、「同じ文字だけど、意味が違う助動詞」です。 例えば「なり」という言葉。これが出てきたら、「直前の言葉の形」をチラッと見てあげてください。
-
「なり」の上の言葉が終止形のとき:聞きつけた話を表す「〜ということだ(伝聞)」や「〜のようだ(推定)」
-
「なり」の上の言葉が連体形や体言(名詞)のとき:ハッキリ言い切る「〜である(断定)」
このように「直前がどの形かな?」と確認するクセをつけるだけで、ひっかけ問題にも引っかからなくなります!
4. 共通テストの本番で使える!即効テクニック
助動詞を覚えたら、実際のテストで点数に結びつけるための「ちょっとしたコツ」も知っておきましょう!
テクニック①:問題文の中の助動詞に「鉛筆で丸をつける」
問題を開いたら、傍線部の中にある助動詞にポチポチと丸をつけてみましょう。
丸をつけたら、そのすぐ上の言葉を見て「何形についているかな?」と確認します。 これをするだけで、「過去の話なのに、選択肢ではこれからの推量になっているから×だな」といったように、間違った選択肢を素早く消せるようになります!
テクニック②:推量の助動詞が出てきたら「誰の気持ち?」と考えてみる
「む」や「べし」などの言葉が出てきたら、一呼吸置いて「これは誰の気持ちかな?」と考えてみてください。
「私が言っているなら意志だな」「あなたに言っているならアドバイスだな」と整理しながら読むだけで、全体のストーリーが頭の中にスッと入ってくるようになりますよ。
5. 焦らず進める!助動詞マスターへの「1ヶ月スケジュール」
「よし、やってみよう!」と思ったら、次のようなペースで焦らず進めていきましょう!
-
【1週目】:毎日10分!口に出して表を書く練習
まずは音読と、ノートへの表の書き出しからスタート。主要な助動詞(過去の「き・けり」や打消の「ず」など)から仲良くなっていきましょう。
-
【2週目】:似ている助動詞の見分けにチャレンジ!
「なり」や「ぬ」など、よく出る見分けパターンを短問問題集などで確認していきます。
-
【3週目以降】:共通テストの過去問で試してみよう!
実際の過去問を解きながら、「あ、この助動詞知ってる!」という感覚を楽しんでみてください。解き終わった後に、本文の助動詞をチェックする復習も効果的です。
6. 保護者様へ:温かいサポートのヒント
お子様が古文で伸び悩んでいるときは、ぜひこんな風に声をかけてあげてくださいね。
① 「古文は日本語だから大丈夫!」と伝えてあげる
英語と違って、古文はもともと私たちの使っている日本語です。覚えるべき助動詞の数も30個もありません。「ルールさえ知っちゃえば、パズルみたいに解けるようになるよ!」と励ましてあげると、お子様もリラックスして取り組めるようになります。
② クイズ感覚で一緒に楽しんでみる
「『き』と『けり』って両方『過去』だけど、どう違うんだっけ?」「『べし』の意味って言える?」など、ご飯のときやスキマ時間に軽いクイズを出してあげるのもおすすめです。誰かに説明することで、お子様の頭の中も綺麗に整理されていきます。
7. まとめ:助動詞を味方にして、古文を「得意科目」にしちゃおう!
古文は、センスや直感で読むものではありません。「助動詞のルールを知っているかどうか」だけで、驚くほど点が取れるようになる科目です!
-
接続はリズム良く口に出して覚える
-
表を白紙に書く練習で、しっかり定着させる
-
意味が複数あるものは「主語」や「上の形」で見分ける
-
テストでは助動詞に丸をつけて、落ち着いて選択肢をチェックする
助動詞という強い味方を手に入れれば、共通テストの古文は「短時間でしっかり点数が稼げる安心ゾーン」に変わります。
まずは今日、ノートを開いて「ル・ラル・ス・サス…」と声に出すことから始めてみませんか?みなさんの受験勉強を心から応援しています!
Comments (0)