先日、テレビのドキュメンタリー番組で、辻井伸行さんを拝見しました。
初公開の練習風景では、楽譜を見ることができない辻井さんに代わって、ピアノを弾きながら楽譜の詳細を伝えてくれる方がいらっしゃり、それを聞きながら、先ずは片手ずつ練習して、数小節ずつ暗譜していくという、世界的な一流の人でもコツコツと努力している姿に大変感銘を受けました。
新曲を披露する本番前には不安をもらす姿や、暗譜がとぶ夢を見た話をするシーンなどがあり、本番が終了した後には、まるで子どものように安堵して喜ぶ姿にとても親近感が湧きました。
私が音大時代の時も暗譜に関することや試験前に見る夢の話は、同級生たちとよく盛り上がったものです。
私の場合は、試験当日に楽譜を探している、これから譜読みをするという夢を見たりもしました。目を覚ますと、すっっごい不快なんです。懐かしいです。。。笑
そういうことをずっと努力し続けて、緊張と葛藤を繰り返しているコンサートピアニストの方々は、本当に凄いな思います。
以前は、藤田真央さんも本番で舞台に上がる直前に「あ!何の音か忘れた!」と楽譜を確認しに戻るシーンも印象的でした。私の恩師も先日、「速い曲を弾くから、寝起きで一回弾いてみている」と言っていて、音大時代のショパンエチュードの試験を思い出しました。
これも音大生あるあるな話で、寝ぼけた頭でどれくらい弾けるのか(もちろん暗譜で)というのを試験前になるとよくやるのです。私は学生時代だけですが、恩師は今もやっていると聞いて、何だか励みになりました。
どんなに素晴らしいピアニストでも、陰の努力がすごいことはもちろんですが、悩むこと・不安になることというのは、私たちとあまり変わらないのかもしれません。そういう話を見たり聞いたりするだけでもモチベーションに繋がったり、勇気をもらったりするのではないでしょうか。
私が思うことは、ピアノだけではなく、何事も身につけるためには、インスタントに考えないことです。
(これさえやれば上手くなる、弾けるようになる、指が速く動くようになる、暗譜がすぐ出来るなど。)
コツコツ‥コツコツ‥努力と継続しかありません。残念ながら笑
ただ、コツやポイントはあるので、それに気づけたり、自分から探究していくことが苦にならないという人は、目標への到達が早いかもしれません。
ちなみに、辻井伸行さんのドキュメンタリー番組は、TVerでまだご覧になれますので、興味のある方は、ぜひ、ご覧下さい。
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