先日、日本において障がい者の雇用支援に取り組むNPO団体の方々が、イタリアの障がい者雇用に関わる団体を訪問する機会がありました。
NPO団体の方いわく、イタリアを含むヨーロッパでは、障がい者雇用について日本よりも進んでいるとのことで、ヨーロッパを視察して回っておられるとのこと。
イタリアで子育てをしていると、子供の頃から社会的弱者の方々は社会全体で支えるべきもの、という考え方が比較的周知されているように感じます。
イタリアのいわゆる職業安定所(Sistema di collocamento pubblico)では障がいの特性や能力に応じて就労先や業務内容が調整されています。
こうした制度的な背景も踏まえながら、活発な意見交換が行われました。
■ ヨーロッパにおける障がい者雇用の現状
■ 障がいに対する文化的な意識の違い
■ 企業の具体的な取り組み、日本とイタリアの法的雇用率の比較
■ 障がいの種類に応じた支援方法
さらには少年犯罪者の更生を目的とした就労支援プログラムなどにも話が及びました。
イタリアの福祉団体も、日本からはるばる来てくださったNPOの方も、同じ思いを持って活動しておられるので、日本の現状と比較しながらの議論はとても活発で熱く、密度が高かったです。

ランチも用意していただきました。こちらはリミニのピアディーナで、イースト菌を使わない薄い生地のパン。

こちらはロマーニャ地方の名物お菓子、カスタニョーラ。カーニバル前の今の時期に、スーパーやお菓子屋さんで盛大に売られています。
実際の現場も視察させていただきました。
車で数ヶ所連れて行ってくださり、イタリアの有名アパレル企業、市役所のコールセンター、大手トラック会社、室内用フレグランスの製造工場などを見学しました。

これはイタリアのアパレルブランド、TERRANOVAで売られている室内用フレグランス。
それぞれの職場では、業務内容や環境が個々の特性に合わせて工夫されており、働きやすい環境づくりが意識されていることが印象に残りました。
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今回、日本側のNPO団体の訪問は日帰りで、時間が限られていたため、各視察先への車での移動中も活発な意見交換が続きました。
「限られた時間を最大限に活用したい」という強い意欲が、日本側・イタリア側の双方から感じられ、私としても高い集中力を求められる一日となりました。

最後に笑顔で写真を一枚。
私たちの取り組みをいろんな方に知ってもらいたいです!という言葉が心に残りました。
日本側、イタリア側も、障がいのある人々の就労を通じた社会参加を真剣に考えていることを肌で感じ、私自身もこの取り組みに少しでも貢献したいという思いを新たにする機会となりました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
NORITALIA
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