私が講師になること、というよりはCafeTalkの講師をできたらしたいなあと希ったのは、現在、私が書いている短歌、すなわち文語体で表現する短歌を日本の文化の中に維持し伝えてゆきたいと思ったからです。
手短に言いますと、現代は口語体で短歌を書き、思ったことを自由に表現する短歌が流行っていると思います。しかし、私はこうした時代にあるからこそ、文語体短歌を残しておきたい、また残さなければならない日本の文化であると思ったからです。
ご存じのように、私の自作短歌は文語体を基調とした日本語短歌です。題材は自然詠を多くします。もしかしたら退屈な短歌、大した短歌ではないと思われるでしょうが、私は自然に自己を投影し籠めて詠っているつもりです。それなりに推敲しています。特に文法の助詞、助動詞には時間がかかる場合が多々あります。
自作短歌を翻訳した英語短歌も書いていますが、その契機は、日本では流行っていないが、自然は世界共通と思い、では世界ではと思い、英語に翻訳してSNSに投稿して多くのフォロアーの共感を得た次第でした。
こうした経緯を経て、日本の美学と文化がこもった短歌を本場の日本に残しておきたいと思い、講師を志願しました。それが数年前になります。
海外の共感者を求めて日英語短歌をSNS投稿するうちに、嬉しいことに海外の詩誌、詩歌誌にも掲載され、国際的な賞も受賞いたしました。
先日はイタリアの文芸コンクール:「パブロ・ネルーダ国際文芸賞」―影と魂の間において、PRIMO PREMIO AUTORE STRANIERO ex aequo(外国人作家部門・第1位同率)を受賞いたしました。同率受賞者は詩人 Cedric Jacob 氏です。
応募は連作短歌三首でした。受賞作品(三首の短歌)は現在未発表のため、今後あらためて正式な形でご紹介できればと存じております。
今後もこちらで日本の美学が籠る短歌を伝えていきたいという想いを籠めて講師登録を継続します。
受講を希望される方は最初は日々の思いを口語体で自由に短歌創作されるのが宜しいと思いますが、できたら徐々に文語体短歌に移行されるように指導できたらと思っております。
なぜなら、それは言語芸術に外なりませんから。
皆様、宜しくお願い申し上げます。

稲美 里佳
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