私がエリック・ルーというピアニストを知ったのは、約4年ほど前でした。
彼が17歳の時の2015年のショパン国際ピアノコンクールの動画をたまたま目にしました。
その時彼は、同コンクールで4位になったのですが、動画が流れてきた時はそんなことは知らずに、ただただ彼が弾くショパンの舟歌の出だしに一気に惹き込まれ、何度も聴きました。
いつかコンサートに行って、生の音を聴いてみたいと思っていましたが、いつも気づいた時は来日した後で、それも、彼のソロコンサートではなく、少しだけ出演しているようなものが多かったのです。
そしてついに、念願叶って、今年の3月にコンサートへ行くことができました。
そのコンサートは、同年の同コンクールで3位になったケイト・リウさんと、それぞれのソロと2台ピアノのプログラムでした。
その時の感想をSNSに残していますので、一部こちらに転載します。
------------------------
ケイト・リウ&エリック・ルー
言いたいことがありすぎて長文です笑
第17回ショパコンの3位と4位のお二人のソロ&デュオリサイタル
私は以前からエリック・ルーの、彼が作り上げる音楽がとても好きでした。特に美しく優しいメロディーラインを歌い上げるのが秀逸で、いつも動画で惚れ惚れ聴いていました。たまたま今回のコンサートを知って、とても楽しみにしていました。
前半のソロでは、特に幻想ポロネーズに感動しました。はぁ‥もう惚れ惚れすると思って余韻に浸っていましたが、次のケイトさんのソロ「葬送」が、それはそれはもう、素晴らしすぎて、驚きと共に再びの感動。
彼女の魅力はなんといっても深みのある音色じゃないでしょうか。脱力と重心(丹田での)がしっかりしていることがとても伝わってくる音色でした。
フォルテの深みが素晴らしいし、ピアノは繊細で美しい。
きっと皆んながお手本にしたい、ピアノの音色の出し方じゃないかなと思いました。
そして私が見たコンサートの中では、多分一番肝が据わっている方のようにお見受けしました。
とっても細くて可愛いのに、出す音とのギャップが!!重厚感が素晴らしい!あんな風に弾けたらいいのになぁと、純粋に憧れました。
2人が上位入賞を果たしたショパコンでは、当時1位がチョ・ソンジンでした。今回のコンサートで、私は3人のピアノを生で聴いたことになりますが、いったいどこで順位に差が出ているのか、私には、さっぱりわかりません笑笑
最後、アンコールは、4手連弾を2曲弾いてくれました。特に最後の曲は、シンプルで有名な曲だったけど、ものすごく心を揺さぶられて涙腺緩みました。
本当に感動と癒しをありがとうございました。
--------------------------------
今年のショパンコンクールで、再びの挑戦。最初は本当に驚きました。
当時4位という充分な結果と、もうすでにプロとして活躍している彼にとって、前回より評価が下がるかもしれないことや周りの期待など、再挑戦は、様々な葛藤や思いがあったと思います。
そして、コンクール中は、テーピングが巻かれた指、三次予選では体調不良により演奏日程の変更、決して順調ではなかった3週間だったと思います。
彼だけではなく、もうすでに評価の高い若手ピアニストたちが再挑戦していく中で、本選へ進めなかった方たちも多くいました。それでも挑戦し続ける彼らには尊敬しかありません。
本当にお疲れ様と言いたいです。
コンクール後に、エリック・ルーがインタビュー動画でこんなことを言っていました。
今年のショパンコンクールで、再びの挑戦。最初は本当に驚きました。
当時4位という充分な結果と、もうすでにプロとして活躍している彼にとって、前回より評価が下がるかもしれないことや周りの期待など、再挑戦は、様々な葛藤や思いがあったと思います。
そして、コンクール中は、テーピングが巻かれた指、三次予選では体調不良により演奏日程の変更、決して順調ではなかった3週間だったと思います。
彼だけではなく、もうすでに評価の高い若手ピアニストたちが再挑戦していく中で、本選へ進めなかった方たちも多くいました。それでも挑戦し続ける彼らには尊敬しかありません。
本当にお疲れ様と言いたいです。
コンクール後に、エリック・ルーがインタビュー動画でこんなことを言っていました。
「コンクールで順位をつけることはおかしい。でもピアニストはコンサートできる場所が少ない」と。
今回の再挑戦も自分がピアニストとしてさらに成功するための苦肉の策だったのではないでしょうか(私の勝手な憶測ですが)。彼らの世代はコロナが直撃し、思うように活動出来なかった世代でもあります。
ですので、好きなピアニストがいたら、そのピアニストがコンクールで何位だろうが、そもそもコンクールに出ていようがいまいが、実際にコンサートへ足を運ぶこと。それが一番の応援なんだと思います。
右:ケイト・リウさん 左:エリック・ルーさん
今回の再挑戦も自分がピアニストとしてさらに成功するための苦肉の策だったのではないでしょうか(私の勝手な憶測ですが)。彼らの世代はコロナが直撃し、思うように活動出来なかった世代でもあります。
ですので、好きなピアニストがいたら、そのピアニストがコンクールで何位だろうが、そもそもコンクールに出ていようがいまいが、実際にコンサートへ足を運ぶこと。それが一番の応援なんだと思います。

右:ケイト・リウさん 左:エリック・ルーさん
回應 (0)