あっという間に今年も残すところ3か月となりました。もう、10月ですね。
今年の10月、つまり今月半ばでWindows 10のサポートが終了するのをご存じでしょうか?
そもそも、「サポート」って何をしてくれていたのよ?と思うかもですが、Windows 10のサポートとは、マイクロソフトが提供する、「Windows 10のセキュリティ更新プログラム」、「機能更新」、および「テクニカルサポート」のことです。
その、Windows 10のサポートが2025年10月14日に終了するため、その後はこれらのサポートが提供されなくなるわけです。
たまに、右下に「Windowsの更新プログラムを適用してください」ってポップアップが出ますよね?
サポートが切れると、あれが来なくなるっていうことです。
もうちょっと具体的に書くと、
• 新しいセキュリティ更新(ウイルスや不正アクセスへの対策)が届かない
• 不具合を直す修正パッチも提供されない
• そのまま使うと、だんだん危険度が増していく
という状況になります。
「そんなこと言ったって、サポート終了後もPCは使えるでしょ?」と思いますよね?
はい、もちろん、パソコン自体は使用できます。
が、セキュリティリスクが高まるため、Windows 11へのアップグレードが強く推奨されているのです。
すごくわかりやすくいうと、家にあるドアの鍵をメーカーがずっと点検・修理してくれていたとします。でも、「○月で点検サービスを終わります」と言われたら、その後は鍵が壊れても修理してもらえないし、泥棒が新しい方法で侵入してきても防げない状態になってしまいますよね。
ほら、・・・危険極まりないでしょ?
◆なぜ危険なの?(どうしてセキュリティリスクが高まるのか)
パソコンはインターネットにつながっている以上、日々、登場してくる新しいウイルスや不正アクセスの手口にさらされています。
最近、新しく登場して流行りはじめた「私はロボットではありません」の画面から、個人情報を抜き取るプログラムとかも、つい騙されてしまいそうで怖いですよね。(これは、ちゃんとパソコンの基本を理解していれば、コマンドを入力させてコピペを指示している時点で違和感があるはずですけど…)
サポートが終了になると、Windows10のパソコンでは、こうした新しい攻撃に対応するセキュリティ更新プログラムが配信されなくなり、気づかないうちに危険が高まってしまうのです。
◆じゃあ、どうすればいい?
対応策は、大きく2つになります。
1. Windows 11に対応しているPCならアップグレードする
無料で移行できる場合があります。まずは「PC 正常性チェック アプリ」で確認してみましょう。
アップグレードの条件は主に
• CPU(比較的新しい世代が必要)
• TPM 2.0 チップ(セキュリティ用)
• メモリ 4GB以上、ストレージ 64GB以上
(詳細スペックは下記リンク先を参照)
https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/smb/column-windows-11-free-upgrade
もし対応していれば、無料でWindows 11にアップグレードできます。
PC 正常性チェックがまだインストールされていない場合は、マイクロソフト公式からダウンロードします。
PC 正常性チェックアプリの使用方法 - Microsoft サポート
2. 新しいパソコンに買い替える
Windows 10のまま使い続けると、来年以降には、セキュリティリスクが高まります。新しいPCなら、最初からWindows 11が搭載されています。
また、お持ちのPCがアップグレード対象であっても、購入から4~5年経過しているのであれば、ちょうどいま、Windows10サポート終了に合わせて、多くのパソコンメーカーやショップがセールをしているので、今がお買い得な気もします。
◆10/15から、突然、危険になるの?
「サポートが切れる=翌日から危険!」というわけではありませんが、実際にリスクが高まるタイミングは段階的にやってきます。
具体的に危険が増すタイミングを整理してみますと…
1. 2025年10月サポート終了直後
• PC自体は普通に動きます。
• ただし、この時点から「新しいセキュリティ更新が一切来なくなる」ので、10/15以降に見つかった脆弱性は放置されます
• すぐに危険になるわけではないですが、ゼロデイ攻撃(新しい手口のウイルスや不正アクセス) に対応できなくなります。
2. 半年〜1年後(2026年頃)
• Windows 11では修正されるのに、Windows 10では穴(セキュリティホール)が空いたままになります。
• サイバー攻撃者は、「古いWindowsを狙えば簡単」と分かるので、標的になりやすくなります。
• 特にネットバンキングやオンライン決済、仕事での利用は危険度が高まります。
3. 数年後(2027年以降)
• セキュリティソフトも、順次Windows 10対応を打ち切っていきます
• ブラウザ(ChromeやEdgeなど)や、アプリも動かなくなる可能性が大きいです。
• この段階になると、「ネットにつなぐだけでリスク」という状態に近づきます。
まとめると…
• 終了直後(2025年10月):動くけど守りがなくなる。
• 1年後(2026年):実際に危険が増す。
• 2〜3年後(2027年以降):セキュリティソフトやアプリも使えず、実用が厳しくなる。
つまり、「サポート終了直後から危険性は徐々に増していく」ので、できれば 2025年中にWindows 11へ移行、またはパソコンを買い替えるのが安心だと思います。
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私は今、メインで使っているのは4年くらい前に購入したWindows11なのですが、オンラインレッスンをしているので、万が一、パソコンの調子が悪かった場合のために、念のため、以前使っていたものをサブマシンとして使える状態にして置いてあります。
こちらがWindows10で、さすがにだいぶ古いのでアップグレード対象ではなく…(涙)
家族がたまに使っているだけのこのサブマシンを買い替えるのも…とはいえ、せっかくレッスンリクエストをいただいているのに、パソコンの不具合でレッスンできない〜なんてことは避けたいので、思い切ってメイン使用の方を買い替えて、メインをサブに回すことにしました。(やっぱりMicrosoft Officeのレッスンは、iPadではなく Windowsでやりたいですものね★)
Windows11の次のOSを待とうかな〜とも思ったのですが、遅れているみたいなのと、新OSの発売後すぐは安定しないですし、ソフトや周辺機器もしばらくはWindows11対応のものが多いかな~と、この春に発売された機種にしました。
せっかくなので、レッスン動画の編集なども少し軽めに動くといいなぁ〜と、カスタマイズできる機種で、スペックを上乗せしたのですが、ありがたいことにちょうどメーカーの大セール中で、もともと想定していた予算ではとても買えないスペックでオーダーできちゃいました。
私は、Microsoft Officeのレッスンをしていますが、「安全な環境や設定でパソコンを使うこと」がとても大切です。もし「自分のパソコンはどうしたらいいの?」と不安に思われたら、ぜひレッスンの時に気軽にご相談くださいね。
といっても、私はパソコンオタクとかではないし、電気関係の専門とかでもないから、ハード(機械の方)についてはあまり詳しくありません。
なので、パソコン選びについてご相談された場合、お買い得なミニPCとかではなく、サポートがしっかりしている国内メーカー、または、国内にサポート窓口がある海外の大手メーカーのものを、利用用途とご予算に合わせて、一緒にスペック表を確認しながらアドバイスさせていただく程度になります。
むか~し、一度だけ、秋葉原でパーツを買い集めて、スケルトンのデスクトップPCを自作したことがありますが…遠い記憶です(^-^;
Windowsの基本(Windows11)レッスンも、ご用意して、Windows10との違いなどもお話ししています★
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