※「京都徒然(つれづれ)」は、わたしが京都にいるときに見たこと、感じたことをお伝えするコラムです。
( 徒然(つれづれ)…何もすることがなくぼんやりしていること)
今年は、暑(あつ)い夏でした。
9月15日、
「京都市、日本で史上(しじょう)初めて暑(あつ)さの「60-60」到達(とうたつ)!」
というニュースが発表(はっぴょう)されました。
「60-60」というのは
猛暑日(もうしょび)(35℃以上の日)が60日以上、
熱帯夜(ねったいや)(最低(さいてい)気温25℃以上の夜)が60日以上、
ということです。
これで、京都が日本一暑(あつ)い街であることが証明(しょうめい)されたわけですが、
京都にいる人間としてはうれしいはずもなく、
ため息が出る複雑(ふくざつ)な気持ちです。
今回は、9月の初めから京都にいますが、
9月でも、昼間は外に出るのが怖(こわ)いくらい、
京都の暑(あつ)さは、
山に囲(かこ)まれた盆地(ぼんち)特有(とくゆう)の暑さで
上から蓋(ふた)をされて蒸される暑(あつ)さです。
せっかく京都にいても、
散歩もままならず(自由にできず)
部屋の中で過(す)ごす毎日でした。
でも、季節は少しずつ動いています。
今朝、起きたら、
庭の桔梗(ききょう)の葉にに赤とんぼがとまっていました。
小さな秋を感じました。
朝晩(あさばん)は、風も少し涼(すず)しくなっています。
鴨川(かもがわ)沿いに、小さな赤紫(あかむらさき)の萩(はぎ)の花も咲いています。
夕方、川を歩くと虫の声が聞こえます。
気候変動(きこうへんどう)の中で、
季節感(きせつかん)がなくなりつつありますが、
それでも、確実(かくじつ)に秋はやってきています。
短い秋かもしれません。
暑(あつ)い暑(あつ)いと言っているうちに、
ある日、もう冬になっているかもしれません。
それだけに、こんな小さな季節の移(うつ)り変(か)わりが
とても愛(いと)おしく感じました。
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KOBA
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