MOS(Microsoft Office Specialist)の資格に、有効期限が追加されることになりましたね。
ExcelとWordのレッスンを進めながら、ちょうど受験日を決めようとしていた生徒さんが、案内されたばかりの情報を見つけて教えてくださいました。
現在のお仕事のためのスキルアップはもちろんですが、実は、第2の人生のためにMOS取得を目指される方も多いです。
座って働ける事務職のお仕事を探そうとしたとき、今の世の中では、パソコンが使えることが必須条件ですよね。
よく、「パソコンが使えますか?」と訊かれたときに、どのくらいのことができたら使えるって言っていいんですか?・・・と訊かれます。
この時にMOSを取得していると、採用担当者側から見たときに、ある程度のレベルでパソコンが使えるという判断材料にはなるわけです。
MOSを取得するメリットはこちらをご覧ください。
なのですが、昨日、そのMOSの資格に、有効期限が設定されることが発表されました。
2025/07/23 有効期間追加のお知らせ
9月3日以降に取得したものは、5年間の期限付き。
9月2日以前のものは、資格認定に期限がない…つまり、一応、6年後に履歴書に書いても有効。
知識や情報が最新のものに対応していることは証明されないかもしれないけれど、期限切れではないから履歴書に書いていいわけで、パソコン講師にでもなるのでなければ、少なくとも最低限、パソコンを使えるという証明には十分かと。
そもそもMOSは、プログラミングとかデザイン系の資格のように、その資格で何か特別な仕事に就けるという資格ではなので、これからの時代、DX~とか、リスキリング~とか言われたときに、事務職系の仕事を探そうとしたら、就職活動をされる学生さんはもちろんですが、特にパソコンスキルを証明したいシニア世代にはかなり有効だと思います。
であれば、8月中に取ってしまったほうがよいのでは?
現在受験できるバージョンは、2016と2019と365。
どのバージョンで受講するのがよいかですが、まあ、基本的には実際に勤務先または自宅で使っているOfficeのバージョンで受けるのが一番よいですし、また、特に理由がなければ、より新しいバージョンで取得するのがよいと思います。
2016はすでに試験の終了案内が出ているので選択肢から外しましょう。
ただ、Microsoft Office(Excel、Word、PowerPoint)は、日々、新機能が追加されているので、特にExcelにおいては受験バージョン365は2019に比べて、大幅に出題範囲が増えていて、スピル機能を理解してスピルを使用した関数が使えないといけないので、目的が「とにかく合格すること」であれば、2019で受験したほうが勉強する範囲が少ないので合格しやすいと思います。
2019と今の時点での365バージョン(2021)では、ほぼ画面や機能は変わらないので、とにかく合格することを優先するのであれば、2019での受験をおすすめしています。
ちなみにMOSの試験は、「エキスパート」を取れば、「一般」のスキルもあると認定されるかというとそうではなく、「エキスパート」と「一般」は出題範囲となっている対象の機能が異なるので、「一般」と「エキスパート」をセットで取ることで、各アプリケーションにおいてスペシャリストのスキルがあるという認識になります。
50分という時間制限があるので、MOSの受験勉強をすると「こういう時は、どうすればいいんだっけ?」の判断が早くなるので、おすすめです!
私も、期限付きよりは「永久資格?」が欲しいな~と思ったので、Excelだけ365バージョンでも取得しておこうかなと、さっそく今朝、受験の申し込みをしました。
(WordとPowerPointは2019とほとんど試験対象範囲の機能が変わらないので、大幅に変わっているExcelだけ、教えるときの参考になるので受けておこうかと)
私は、AccessとOutlookを含めてコンプリートしたかったので、Accessの試験が2019までの実施ということもあり2019で全部取って、アソシエイトとエキスパートの称号を取得したのですが、ExcelかWordのどちらかで365の一般とエキスパートを取れば、バージョン混在での称号取得対象になるので。
パソコン講師でなければ、どれかのバージョンで一度取れば十分な資格ですが、期限が設定された後は、5年経ったら履歴書に書けなくなってしまうので、その時のバージョンで取得しなおさなくてはいけないけれど、MOS、けっこう試験料高いのでね…。
先日、一般の受験料が上がって、エキスパートと同じ金額になりました。エキスパートは今のところ据え置きです。
2分でわかるMOSの取得メリット
◆MOS試験の概要
正式名称: MOSは「Microsoft Office Specialist」の略で、Microsoft社が認定する試験です。主にWord、Excel、PowerPointなどの操作スキルを測定します。
受験者数: これまでに500万人以上が受験しており、人気のある資格です。
試験レベル: MOS試験は、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2つのレベルに分かれています。一般レベルは基本的な操作能力を確認し、上級レベルはより高度なスキルを求められます。
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