はじめに
日本語が上手になると、いろいろな人と話せるようになります。
でも、ときどきちょっと軽く聞こえる言い方を使ってしまうことがあります。
このコラムでは、「すこしカジュアルすぎる言葉」と「ていねいな言いかた」をわかりやすく紹介します。
①「すみません」
「すみません」は、いろいろなときに使える言葉ですが、**少しあいまい(はっきりしない)**です。
✴ よくある使い方:
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すみません、手伝ってくれて(感謝)
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すみません、遅れました(謝る)
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すみません、ちょっと聞いてもいいですか(お願い)
でも、「すみません」だけだと、何を伝えたいのか分かりにくいときがあります。
✅ よい言いかえ:
②「ですけど…」
「〜ですけど…」は、話しやすいですが、はっきり言わない印象があります。
✴ よくある言い方:
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行けると思うんですけど…
-
大丈夫だと思うんですけど…
「けど」があると、自信がないように聞こえます。
✅ よい言いかえ:
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行けると思います
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今のところ大丈夫です
-
はい、大丈夫です(はっきり答える)
③「みたいな」
「みたいな」は、カジュアルな言葉です。仕事では使わないほうがよいです。
✴ よくある言い方:
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会議みたいなのがありました
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店長みたいな人が来ました
「みたいな」は、よくわからない、説明しないという感じになります。
✅ よい言いかえ:
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会議のような集まりがありました
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店長のような人が来ました
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ミーティングがありました
④「だって〜」
「だって」は、子どもっぽく聞こえる言葉です。
いいわけに聞こえることもあります。
✴ よくある言い方:
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だって、知らなかったんです
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だって、急に言われたから
✅ よい言いかえ:
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知らなかったので、できませんでした
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急だったため、準備ができませんでした
-
申し訳ありません、確認していませんでした
⑤ まとめ:すこし変えるだけで、ていねいになります
おわりに
ていねいな言葉を使うと、相手にやさしい・しっかりした人という印象をあたえます。
「すみません」だけではなく、「申し訳ありません」「ありがとうございます」など、正しい言葉を使って、もっと伝わる話し方をしてみましょう。
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