皆さん、こんにちは。
先週、私はポンペイの遺跡を訪れ、その街に数多く残る素晴らしいモザイクに深く感動しました。今日は、そのときに思ったことを2つ、皆さんと共有したいと思います。
まず一つ目は、現代的な視点からの考えです。
モザイクを見ていて、すでに2000年以上前の人々が「画像をデジタル化する」という発想を直感的に理解していたのではないかと思いました。
というのも、モザイクは小さな石片(テッセラ)を組み合わせて絵を作る点で、コンピュータで画像をピクセルで表現する仕組みにとてもよく似ているからです。
テッセラという言葉をピクセルに置き換えれば、まさに同じコンセプトですよね。古代の芸術の中に、こんな現代的なアイデアが潜んでいることに驚かされます。
そして二つ目は、もっと個人的な感想です。
私は、モザイクは人生の素敵なメタファー(比喩)だと思います。私たちの人生も、大きなモザイクのように、さまざまな経験や時期が一つ一つのテッセラになっていると考えられます。
それらを集めて、正しい場所に並べてこそ、一つの意味ある絵が完成します。
もしうまく配置できなければ、モザイクは未完成で意味をなさないでしょう。
古代の職人たちが、知恵と忍耐を持って美しいモザイクを作り上げたように、私たちも自分の人生というモザイクを根気強く形作っていく必要があるのだと思います。
この小さな感想が、皆さんがこれらの古代の傑作を少し違った目で見るきっかけになれば嬉しいです。
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