こんにちは。ピアノスクールかなでのかなです。
「もっと軽やかに」「風のように」って言われること、よくありますよね。
でも、そう言われてもどうしていいかわからないこともある。
気持ちはわかっていても、音にできているかは別の話。
言葉でイメージは浮かんでも、実際に手や音に落とし込むのは難しい。
そういうときは、少しずつ具体的に考えていくと楽になります。
たとえば、「軽やかに」ってどういう音?と考えると…
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鍵盤を押すというより、なでるように触る
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指先は軽く保って、動きは小さく速く
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腕や肩に重さを乗せないように意識する
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ペダルは浅く、音をにごらせないように
ちょっとした動きの違いで、
音の印象がぐっと変わってきます。
イメージがぼんやりしているときは、
楽譜に線や絵を描いておくのもおすすめです。
キラキラなら星、流れる風なら細い矢印。
自分だけがわかる印でいい。
そうやってイメージを形にしておくと、
練習中に思い出しやすくなる。
それでもうまくいかないときは、
録音して聴いてみる。
イメージ通りの音になっているか、
客観的に聴くことで、感覚とのズレに気づける。
「軽やかに」というひとつの言葉にも、
動き・音・感情の全部を整える作業がある。
気持ちと音のあいだにある距離を、
少しずつ埋めていく練習をしていけたらいいなと思っています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
静かに向き合ってくれる方がいることが、とてもありがたく感じます。
また明日も書きますね。
かな
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