こんにちは。ピアノスクールかなでのかなです。
ピアノのスタッカート、どうやって教えていますか?あるいは、どうやって身につけましたか?
私がレッスンでよく使うのが、**「お風呂のお湯が熱すぎた時の指の動き」**です。
指をちょっとだけお湯に入れて、「熱っ」と反射的に手を引っ込める——
この感覚を使って、スタッカートのタイミングをつかませます。
スタッカートと一口に言っても、曲や表現によって種類があります。
今日お話ししているのは、軽くしたいスタッカートの場合においての話です。
音がポンと軽く跳ねるように、指先の動きを素早く、でも力まずに行う必要があります。
スタッカートって、ただ短く弾くだけじゃないんですよね。
音をしっかり“発音”させることがとても大事です。
そのためには、「離す」動きに反射的な速さと鋭さがあることが必要です。
さらに鮮明なスタッカートを出すためには、手首のスナップを意識してみてください。
腕全体ではなく、手首から指先のフォームを保ちながら動かします。
このとき、フォームがぐにゃぐにゃだと音に芯がなくなるので注意です。
軽く、でも芯のある音を出すには、早くてもブレない手の形が重要になってきます。
音がただの点でなく、光の粒や息のはじけるようなエネルギーとして響くように。
スタッカートの美しさは、テクニックと想像力の掛け合わせから生まれます。
今日の気づきが、明日からの練習に少しでも役立てば嬉しいです。
かな
回应 (0)